NETLIST STUDIO GUIDE

はじめに

インストール、初回起動、画面構成、プロジェクト保存を完了します。

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インストール前の確認

確認項目必要な状態
MacApple Silicon搭載のmacOS
Netlist Studio正式配布版v0.42.0
回路解析ngspice 46
Project保存先読み書きできる作業用フォルダー
実機このガイドのシミュレーション完了までは接続しない

配布サイトでは、version、対応環境、注意事項、成果物のhashを確認してからDMGを取得します。別のサイトや再配布ファイルを使う場合は、このガイドの前提と一致しない可能性があります。

インストールと初回起動

  1. 配布元からNetlist Studio v0.42.0のDMGを取得します。
  2. DMGを開き、Netlist Studioをアプリケーションへドラッグします。
  3. DMGを取り出します。
  4. アプリケーションからNetlist Studioを起動します。
  5. macOSの初回確認が表示された場合は、アプリ名と開発元を確認して続行します。

上部に回路制御の切替が表示され、回路パレット、盤面、インスペクターを操作できれば準備完了です。解析にngspiceを使う場合は、ngspice 46を別途インストールしてください。

画面の構成

図2-1 回路ワークスペースの3領域
図2-1 回路ワークスペースの3領域
v0.42.0の回路ワークスペース全体。左の部品パレット、中央の盤面、右のインスペクターに番号が付いている
  1. 部品パレット: 配線や部品を選びます。選択中のツール名もここで確認します。
  2. 盤面: 部品を配置し、配線と接続関係を作ります。選択したセルは枠で示されます。
  3. インスペクター: 選択した部品の値、RefID、netを確認・編集します。
図2-2 パレット・盤面・インスペクターの位置関係
図2-2 パレット・盤面・インスペクターの位置関係
回路ワークスペースの3領域を横長に拡大した画面
領域主な役割
上部バー回路/制御切替、文書状態、主要操作
左ペイン部品または制御ブロックのパレット
中央回路盤面または制御キャンバス
右ペイン選択対象、警告、SPICE入力、解析条件、結果
下部ステータス座標、選択、実行状態、診断

左右ペインは折り畳めます。狭い画面では必要なペインだけを開き、上部タブは横スクロールして移動します。キーボード操作では、現在のfocus、選択状態、エラー説明を確認してから次へ進みます。色だけでなく、label、icon、診断文も状態判断に使います。

メニューとショートカット

macOSでは、上部にNetlist Studioファイル編集表示ウインドウヘルプの6メニューを表示します。

メニュー主な用途
Netlist StudiomacOS標準のアプリ情報、サービス、表示/非表示、終了
ファイル新しい盤面、開く、保存、名前を付けて保存、SPICE入力や独自ブロックの入出力
編集Undo/Redo、Cut/Copy/Paste、複製、削除、全選択、移動/回転/中央配置
表示回路/制御の切替、左右ペイン、参照ID、現在のワークスペースのzoom/全体表示、fullscreen
ウインドウ最小化、前面表示、Main/Graph解析ウインドウの切替
ヘルプ利用ガイド、対応環境でのアップデート確認

メニューの有効状態とチェック状態は、現在のワークスペース、選択、履歴、入力フォーカスに合わせて変わります。デスクトップ版のCmdCtrl付きショートカットはnative menuが一度だけ処理します。

最初のProjectを保存する

  1. ファイル > 新しい盤面で空の盤面を用意します。
  2. Projectの目的が分かる名前を付けます。最初は電圧分割の練習で構いません。
  3. 未確定の入力欄がある場合は、Enterまたはfocus移動で確定します。
  4. 保存を実行し、作業用フォルダーへvoltage-divider.netgrid.jsonとして保存します。
  5. 文書状態が保存済みになることを確認します。
図2-3 保存完了を示すステータス
図2-3 保存完了を示すステータス
画面下部にProjectの保存完了先が表示された状態

保存しましたという完了文とProject名が表示されれば、その保存操作は完了です。画面例のGuideWorkspaceは撮影用に匿名化した保存先であり、実際には自分で選んだ作業用フォルダーを確認します。

.netgrid.jsonが回路と制御Projectの正本です。SPICE入力、PDF、画像、Firmware Bundle、WASM、解析結果の保存先とは分けてください。

名前を付けて保存は毎回保存先を選び直します。成功した場合だけ、その保存先が次回の通常保存先になります。キャンセルまたは失敗した場合は、元の保存先、文書内容、未保存状態を維持します。

保存したProjectを開いて確認する

  1. Projectを保存したあと、内容が空でも一度アプリを閉じます。
  2. Netlist Studioを再起動し、ファイル > 開くから保存した.netgrid.jsonを選びます。
  3. タイトル、盤面サイズ、回路/制御の状態が保存前と一致することを確認します。
  4. 古い保存世代を開いたという案内がある場合は、元ファイルを残したまま名前を付けて保存…で新しいcopyを作ります。

Undo/Redoは回路と制御の操作単位で動作します。読込後に意図しない変更がある場合は、そのまま上書きせず、元ファイルと現在の文書状態を確認してください。

ngspiceを準備する

  1. ngspice 46をインストールします。
  2. Netlist Studioの設定で自動検出結果を確認します。
  3. 検出されない場合だけ、ngspiceの実行ファイルを選択します。
  4. SPICE解析の電圧分割OP解析で、実行環境を確認します。

実行ファイルを変更した直後は、古い解析結果を成功証拠として使わず、新しい設定で1回実行します。

アプリを更新する

正式配布版は起動後に一度だけ更新を確認します。任意の時点で確認する場合は、編集内容を保存してからヘルプ > アップデートを確認…を選びます。新しいversionのbannerからdownloadし、準備完了後に再起動して更新を選びます。

v0.42.0では、更新問題の観測またはRelease Ownerの明示要求がなかったため、前版からの実runtime更新journeyは必須gateではなく、未実施です。これは更新成功を実測したという意味ではありません。更新が完了しない場合は操作を繰り返さず、Projectを保存し、配布サイトの注意事項とDMGを確認してください。

完了チェック

  • 正式版のversionと対応環境を確認した。
  • 空のProjectを.netgrid.jsonで保存し、再度開けた。
  • 編集正本と生成成果物の保存先を分けた。
  • 回路解析に必要なngspice 46を準備した。
  • 更新失敗時にProjectを保存して手動DMGへ戻る手順を把握した。