NETLIST STUDIO GUIDE

トラブルシューティング

代表的な失敗を切り分け、安全に回復します。

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切り分けの順序

問題が起きたら、同じ操作を繰り返す前に次を記録します。

  1. アプリとガイドのversion。
  2. 保存済みProject名と、未保存変更の有無。
  3. 実行した解析/Build/Feedbackの条件。
  4. 最初のdiagnostic codeとmessage。
  5. 期待値と実際値。

最初のerrorを直した後にだけ次のerrorを確認します。Project、生成物、過去結果を混ぜず、どのsnapshotから生じた結果かを固定します。

図10-1 解析を止めるblocking warning
図10-1 解析を止めるblocking warning
GNDがない回路でblocking warningと回復案内を表示した画面全体。対象回路、警告、修正案に番号が付いている
  1. 対象回路: 警告が指すcellと未接続端子を盤面で確認します。
  2. 最初の重大警告: GNDが見つかりませんのような解析不能条件を先に直します。
  3. 回復案内: 実行buttonが無効な理由と、次に行う修正を読みます。
図10-2 警告の原因と修正対象
図10-2 警告の原因と修正対象
GND不足、未接続端子、無効な解析button、回復手順を拡大したパネル

画面例ではGND不足が重大、R002V001の未接続が注意として分かれています。重大項目を解消してから残る注意を確認し、実行buttonが有効になったことを確かめます。

代表的な失敗と回復

状況最初に確認回復方法
部品を配置できない占有範囲の重なり、盤面外、回転プレビューが有効な空きセルを選ぶ
見た目は接しているのに未接続端子の向き、配線cell、bridgenet強調を使い、端子へ接する配線を置く
SPICE入力を生成できない未接続、値error、RefID重複、GND警告一覧の対象cellを修正する
ngspiceを検出できないngspice 46、設定した実行file設定でexact executableを選ぶ
ngspiceが失敗する最初の診断、model、収束、解析条件SPICE previewと回路を直し、条件変更は根拠を記録する
波形が表示されないprobe、解析種別、実行error測定点と保存対象、現在datasetを確認する
A/Bを配置できない測定点button、X範囲、drag配置する点を選び、X範囲内の値を入力する
FFTの測定点A–Bを使えないA/B不足、同じXへのsnap、点数異なるXへ置き、十分な定常区間を選ぶ
演算波形を追加できない系列、単位、式、計算点数previewの最初のerrorを修正する
制御blockを接続できないport方向、signal type、cycle接続候補の診断を読み、正しいportへ接続する
Buildできない未確定draft、model diagnostics、C++ sourcefieldを確定し、active方式の最初のerrorを直す
Feedbackを開始できないprobe/actuator、timing、ngspice、toolchainfeedback diagnosticsを上から解消する
結果が古いProject/I/O/timing変更後か現在snapshotで再実行する
保存操作が止まる未確定または無効な入力入力を修正するか、破棄を明示して再開する
アップデートを確認できない更新server、通信、正式配布版かProjectを保存し、配布サイトの注意とDMGを確認する
利用ガイドが開かない通信、サイト、アプリversion接続を確認し、配布サイトから/guideを開く

電圧分割が5 Vにならない

  1. V001が10 Vか確認します。
  2. R001R002がどちらも10 kΩか確認します。
  3. 電源-R002下端が同じGND netか確認します。
  4. VP001が2つの抵抗の中点へ接続されているか確認します。
  5. 解析がOPか確認します。

probeが負荷として分圧を変えるmodelではないこと、別の抵抗や短絡が中点へ接続されていないことも確認します。

RCの遮断周波数が1.59 kHzにならない

  1. R=1kC=100nであることを確認します。
  2. 100nを100 nFとして解釈した表示になっているか確認します。
  3. AC電源の小信号振幅を1、phaseを0°にします。
  4. VP_OUTが抵抗とコンデンサの中点か確認します。
  5. dBの対象が出力単独か、VP_OUT / VP_INの比か確認します。
  6. sweepが10 Hz〜100 kHzを含むか確認します。

TRANではdelayを含む絶対時刻とstep後の経過時間を混同しないでください。delay 100 µsの例では1τの点は200 µs付近です。

Buckが目標へ収束しない

  1. MOSFET、freewheel diode、L、C、loadの向きとnetを確認します。
  2. VP001VCTRL001のbinding RefIDを確認します。
  3. open-loopのConstant 0.5でPWM経路を先に確認します。
  4. setpointとmeasurementがPIDの正しいportへ入っているか確認します。
  5. frequency × sampleTime <= 0.1、durationがsample timeの整数倍か確認します。
  6. PIDの出力min/max、初期積分、極性、飽和診断を確認します。
  7. 出力電圧だけでなく、インダクタ電流とDutyも確認します。

異常な電流、非finite、range error、上下Gate overlapがある結果は採用しません。gainを大きくするだけの調整をせず、回路とmeasurementから戻って確認します。

Firmware Bundleを実機へ組み込めない

症状確認
compile errorC++17、numeric profile、変更したcore、Platform実装
ADC値が合わないchannel、offset/gain、単位、codeName
PWMが逆極性activeHigh、driver、timer polarity、safe Duty
Duty更新が不安定shadow/preload、sample順序、period boundary
manifest hash不一致書き出し後の変更、別Projectのfile混在
停止時に出力が残るwatchdog、fault handler、safe state、driver enable

生成されたintegration_example.cppは接続例であり、対象MCUの完成driverではありません。vendor HALと安全処理を別途実装し、reviewと実機試験を行います。

安全に使うための注意

  • experimentalのAI提案は、previewと検証結果を確認してから適用してください。
  • 独自block、Firmware authoring、Feedbackは、重要な設計へ使う前に利用者側で検証してください。
  • API keyなどのcredentialをProject、guide、screenshot、logへ含めないでください。
  • 生成C++は実機固有の保護を自動保証しません。safeValue、極性、PWM、timer、pin割当を実機側でも検証してください。
  • capacitorを含む回路は電源off後も電荷を保持する可能性があります。
  • scopeのGND clipやUSB接続で意図しない短絡を作らないよう、絶縁と基準電位を確認してください。
  • Netlist Studioの警告とシミュレーション結果だけで、回路定格、絶縁、安全規格への適合を判断しないでください。

問い合わせ用の最小情報

credentialやprivate pathを除き、次を揃えると再現しやすくなります。

  • Netlist Studio/macOS/ngspiceのversion。
  • 最小化した.netgrid.jsonまたは再現手順。
  • 解析条件、I/O設定、active controller方式。
  • 最初のdiagnostic codeとmessage。
  • 期待値、実際値、A/B位置または該当時刻。
  • Project変更後に再実行したかどうか。